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読んでつくる知の体系

読んだ本、お勧めしたい本を紹介。ノンフィクションが多め。

読書

大好物『「森の人」が食べるブドウの味』篠田節子

タイトルを見て、以前に読んだ www.kusyan.com と似たようなジャンルだと思い即購入。 ボルネオや熱帯雨林の文字が書かれているとついつい読みたくなってしまう。行ったことこそないが、読んでいると頭の中で妄想が広がっていく。大好物だ。 小説家である筆…

45年前をそのままに『本の瓶詰』樋口伸子

エッセイ、国内書評、海外書評で構成されている本書は、樋口伸子さんが本をめぐるコラムや文を45年間、新聞に掲載されてきた記録である。今まで書かれたすべてが載っているのではなく、あくまでも切り抜きから選ばれた、文としては小さくまとまっているが…

視点を変えて読み解く 『明治維新という過ち』 原田伊織

「薩長が近代を創った=正 旧幕府軍=悪 という薩長史観」がまかり通っている、僕自身もその一人だったし、疑いもしなかった。司馬遼太郎さんの作品や他の小説家が書く物語が事実であり、史実であると思い込んでいる人も多いことだろう。 「勝てば官軍」、そ…

『伝えることから始めよう』 髙田 明

「北の町から南の町まで 素敵な夢を届けます 心休まるゆとりの生活 電話一本かなえます ジャーパネット♪ ジャパネット〜♪ 夢のジャパネットたかた」 1度は聞いたことがあるはずこの歌詞。今回紹介するのは2014年に売上額が1500億円を超えた「ジャパ…

『プレ・シンギュラリティ』 齋藤元章

「人工知能・AI」という言葉がメディアに掲載されない日がないほどになり、日増しにその存在感も大きくなってきた。社会問題の中でも取り上げられることも多くなり、ここ最近で大きな関心を持たれる分野になった。本書は『エクサスケールの衝撃』の内容を半…

『生物進化とはなにか? 進化が生んだイビツな僕ら』 伊勢 武史

生物進化とは何か。 「サルから人間が生まれた」や、「下等な生き物が高尚な生き物になっていくこと」など考えられることは多い。よくあるこういう説明には、実は結構大きく深刻な誤解が含まれている。わかっているようでわかっていない、それが生物進化です…

『グリム童話と森 (ドイツ環境意識を育んだ「森は私たちのもの」の伝統)』 森 涼子

始まりは「森」だった。 「幾つかの大きな森が今後5年以下に死んでしまうだろう。これを救うことはできない。」 1981年の夏、ゲッティンゲン大学土壌学教授ウルリヒの談話の一部。この言葉がマスコミに取り上げられ、「森の死」がその後20年間にわた…

『木版画を読む』

” 文字をさげすむ者がいるならば あるいは文字を読めぬ者がいるならば 木版画のなかに自分の姿を見ればよい。 自分が誰で、誰に似て、 何が自分に足りていないか、木版画で眺めなさい。” この詩はセバスティン・ブラントの傑作『阿呆船』の序章の一部である…

『読書論』 小泉信三著

”人生は短く、書物は多い。一生のうちに読みうる書物の数は知れている。それを思えば、いつまでも手当たり次第に読んでいるわけにはいかない。どうしても良書の選択が必要になる。何をいかに読むべきか。” 今回も古い「読書論」の本を読んでいく。この本は戦…

『 森は怪しいワンダーランド』

世界各地の森林を訪ね歩き、いろいろな体験をしてきた筆者。「森林ジャーナリスト」として、森で起きた不思議な体験、仰天した出来事、森に関する怪しい常識や似非科学などなどを、失敗談や与太話を含めて紹介していく一冊。 筆者が森林に興味を持ったのは、…

『サーチ・インサイド・ユアセルフ』

最近テレビや書籍で目にするようになった”マインドフルネス”。 その火付け役になった書籍がこの本だと僕自身勝手に思っている。 なぜGoogleの社員は楽しく創造的に働き、柔軟性を持ち、優れた成果をあげられるのか?その鍵を握っているのが独自の研修プログ…

『ほめると子どもはダメになる』

榎本博明 2015/12/20 「ほめて育てる」とか「叱らない子育て」といった標語をしょっちゅう耳にするようになった。その手の子育て本の代表作のひとつである『尾木ママの「叱らない」子育て論』では、ほめられればだれだって嬉しいものだということを強調して…

『新訳 君主論』

マキャヴェリの『君主論』ほど、時代を越えて、各国の為政者やその周辺に生きる知識人に衝撃を与えた書物はあるまい。しかし実際に、この本のページをめくることなく、悪徳の書というレッテルから、先入観をもっての予断でしかない。いわゆる「マキャヴェリ…

『本を読む本』

本書『本を読む本』は1940年米国にて発行された。以来年ごとに、広く米国に愛され、スペイン語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語に翻訳される。本書が日本に届いたのは1997年のことだ。 タイトルにもあるように、本を読む人のための…

『星空の演出家たち 世界最大のプラネタリウム物語』

年間50万人の見学者が訪れる名古屋市科学館のプラネタリウム。1962年に開館し、2011年にわずか3年という短期間の工事で世界最大のプラネタリウムにリニューアルした。新聞の「おすすめのプラネタリウム」ランキングで、2度も日本一に選ばれたこ…

『アート・スピリット ロバート・ヘンライ』

’’芸術を学ぶ者は最初から巨匠であるべきだ。つまり、自分らしくあるという点で、誰よりも抜きんでていなければいけない。いま現在、自分らしさを保っていられれば、将来かならず巨匠になれるだろう。’’ 天性の教師であり、言葉による意思伝達の才に恵まれて…

「ドイツ・ルネサンスの挑戦 デューラーとクラーナハ」

ドイツ・ルネサンスとはなにか。アルプスを越えて、ドイツにたどり着いたイタリアの美術運動がどのように展開されていくのか。本書では主要な芸術家とその作品を紹介しながら、流れを追っていく。 ルネサンスとは、「再生」「復活」を意味するフランス語であ…

『芸術と科学のあいだ』

現在の日本の教育制度上、かなり早い段階で文系か理系向きかで仕分けられてしまっていることは、大いに問題だ。中学・高校レベルの数学や物理の好き嫌いや、成績の良し悪しだけで、若い知性の芽が摘み取られるのはたいへん不幸なことである。 キウイフルーツ…

『7つのゼロ思考』

日系最大手と言われる金融機関のもっとも忙しい部署で、3人分の仕事を1人でこなさなくてはいけない状況におちいる。しかも労働基準監督署からの厳しい視線が注がれる昨今、朝7時から夜8時までの1日最大13時間に労働時間を限定される。 ”長時間働ける…

 『「悪知恵」の逆襲』

「すべての道はローマに通ず」「火中の栗を拾う」など、多くの名言を残した17世紀の詩人、ラ・フォンテーヌによる大人のための寓話集を現代日本の世相と照らし合わせた本。 本書のコンセプトは、ラ・フォンテーヌに学んで、「大人の思考」をできるようにす…

『植物は<知性>を持っている 20の感覚で思考する生命システム』

植物について考えてみよう。おそらく大半の人が「口もきけず動きもしない、私たちの世界の調整品」に過ぎないと思うことだろう。私たちが生きる上で役に立ち、魅力的ではあるが、地球上の生物の国では二級市民にすぎないとみなしているのだ。本書『植物は<…

『人間を磨く 人間関係が好転する「こころの技法」』

「人間を磨く」。人生を通して、自分という人間を磨いていく。あたかも、玉を磨いていくと、曇りや汚れや傷がとれていくように、自分の人格を磨いていくと、非や欠点や未熟さがなくなっていく。そうして、その光や輝きが、周りの人を惹きつけ、多くの人が集…

『天才たちの日常』

クリエイティブな人々が、クリエイティブな日々をおくっているとは限らない。 この本は”ルーティン”つまり日常的な習慣に注目している。”ルーティン”は「平凡さ」や「思考の欠如」というニュアンスがある。習慣に従うことは怠惰で動くことであるが、個人の毎…

『最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常』

テレビの特集で「東京藝大の学園祭はすごい!」としかこの大学については知らなかった。 舞台となる東京藝大のキャンパスは上野にある。美術家、音楽家を目指すも者としての最高学府がここにある。上野駅を背にして左側は美術学部、”美校”と呼ばれている。右…

『ジェネティック ラウンズ』

『臨床遺伝専門医』 この職業はどういった職業なのか。砕いた言葉で説明するなら、「遺伝を専門とする現場を重視したカウンセラー」。その実態とは。 小さな手がかりから、名探偵のように病気を掘り当てていく。ある時は病気の子どもだけでなく、両親や家族…

『視聴率ゼロ! 弱小テレビ局の帯番組『5時に夢中!』の過激で自由な挑戦』

「キー局の10分の1、NHKの100分の1」そんな言葉で表現されるTOKYO MXは、1995年に開局して以来、視聴率ゼロの道を歩んできた。 今回の著者である大川貴史さんは、「新卒1期生」としてMXテレビに入社。野球しかやってこなかった大川さんは、文化…

『観察力を磨く 名画読解』

ワイヤレス技術が発達して以来、いつでもどこでも情報を受け取ることが可能になり、私たちはかつてないほど注意散漫になった。携帯電話を持つ人の方がおおくなり、目に映る映像がスマートフォンの画面ばかりになりがちだ。統計によると、1日あたりメールチェ…

『デトロイト美術館の奇跡』

デトロイト美術館ー通称DIA(Detroit Institute of Arts) そのDIAの印象派・後期印象派ギャラリーに飾られている絵画、本書の表紙を飾っている絵は1886年頃にポール・セザンヌによって描かれた『マダム・セザンヌ』。セザンヌが47歳くらいの時に完成…

性を書く女たち

「性を題材にした小説を書く女性」というとどんな女性を思い浮かべるだろうか。 その”セックス”をテーマとして小説を執筆している女性作家たち。彼女たちは性や恋愛、セックスに対して、人よりも強い思い入れ、ときには疑問やわだかまりを抱いていることもあ…

本音で生きる

本音で生きる 堀江貴文 2015/12/15 あなたは本音で生きているだろうか。 自分が考えたことを伝え、自分が心からやりたいことに没頭し、そして自分の心に真摯に向き合っているだろうか。そんな本音を言えずに生きている人にヒントを与える一冊。 本書の中で堀…

はじめまして

読書好きです。 読んだ本 日常などを書いていこうかな まだ手探りですが、頑張って更新していきます ちなみに今読んでる本は 後醍醐天皇に仕えた『楠木正成』の本。